仮想通貨(暗号資産)投資をしたいけど、分からないことだらけで不安。初心者がはじめても大丈夫?
今回は仮想通貨初心者が取引を行う前、誰しも不安に思うことを解決していきます。
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- 初めての仮想通貨はビットコインがオススメな理由
- 仮想通貨は数十円から投資できる
- 仮想通貨は定期的に購入するのがオススメ
- 長期投資でプラスを狙う
- 仮想通貨を持っているだけなら税金はかからない
- 仮想通貨を守るためのセキュリティ対策
こんな悩みから、一歩踏み出せない人も多いのではないでしょうか。
知らないではじめるとリスクは大きいですが、ポイントを知っていれば仮想通貨は怖くありません。
6つのポイントを押さえ、一緒に学んでいこう♪
初めての仮想通貨はビットコインがオススメ
2022年5月現在、約15,000種類ある仮想通貨の中でも、1番のオススメはビットコインです。
なぜなら世界初の仮想通貨で、時価総額No1と、仮想通貨界の王様的存在だからです。
ビットコインがオススメな理由
数ある仮想通貨の中で、ビットコインは取引者数・取引金額共に最大で、信頼性が最も高いと言えるでしょう。
また、ビットコインは「ブロックチェーン」という暗号化技術を使っており、改ざんは難しくセキュリティ的にも非常に高いと言えます。
発行上限枚数も2100万枚と決まっており、希少性から価格が上昇する可能性があるのも、人気の理由の1つです。
ビットコインは「デジタルゴールド」と呼ばれているよ。
また、法定通貨として南米エルサルバドル、中央アフリカがビットコインを採用しました。
法定通貨とは?:円やドルのように、政府に認められた通貨のこと。
それだけビットコインは信頼性があるってことだね!
こうした理由から、ビットコインは値動きが激しい仮想通貨の中でも、
- 比較的安定した取引ができる
- 今後の価格上昇も期待できる
と言えるでしょう。
ビットコインは、仮想通貨経験者の多くが1度は買ったことがある、1番メジャーなコインだよ。
仮想通貨を買う時の3つの注意点
ビットコインに限らず、仮想通貨は非常に値動きが激しいのが特徴です。
特に3つの注意点があります。
- 仮想通貨のシステムが崩壊しても、国は保証してくれない
- 仮想通貨取引所が破綻しても、補償が受けられない可能性
- 仮想通貨を誤送付した際、補償してくれる仕組みがない
これらは、仮想通貨全般に言えるデメリットです。
仮想通貨は今後大きく伸びる可能性を秘めている分、デメリットもあります。
対策として、仮想通貨は最悪無くなっても困らない額でやることが大切です。
2009年に誕生し、まだ歴史が浅い仮想通貨だからこそ、これからの伸びしろに期待だね。
仮想通貨は数十円から投資できる
仮想通貨の取引や操作に慣れるためにも、最初は少額で購入することをオススメします。
まずは少額で購入し、操作に慣れよう
仮想通貨初心者はまず、最低金額からスタートするのも良いでしょう。
仮想通貨取引所のGMOコインでは、最低38円程でビットコインを購入できます(2022年5月29日現在)
各取引所により購入できる最低金額も異なりますが、どこも1000円以下で購入が可能です。
上記の画像は、実際ビットコイン(BTC)を0.00001BTC購入してみた画像です。
画面操作に慣れるためも、少額でまずは試してみましょう。
ニュースでよく耳にする、ビットコインの価格が数百万になったと言うのは1BTCの価格だよ。
小数点以下の単位でも購入が可能なんだね。
少額投資だと損も少ないが利益も少ない
少額投資のデメリットは、利益が小さいことです。
例えば、ビットコインの価格が30%上昇しても、1000円分の仮想通貨を持っていた場合、利益は300円しかありません。
しかし大きな金額を投資すれば、その分リターンも大きくなりますが、損失もそれだけ大きいので注意が必要です。
少額投資でも利益を上げていく方法を、次に説明していくよ♪
仮想通貨は定期的に買うのがオススメ
仮想通貨初心者は、定期的に決まった額を購入する積立投資がオススメです。
私がメインで使うGMOコインは、毎月500円から積立投資ができるよ♪
積立投資とは、投資するタイミングや投資する金額を毎回決めるのではなく、一定の間隔で一定の金額を機械的に投資していく手法です。
例)毎月◯日に1万円ビットコインを購入する
と注文を出せば、定期的に自動で買い付けてくれます。
この投資手法を「ドルコスト平均法」と呼ぶよ。
3年間積立投資していたら倍の金額に!?
もし2019年から3年間ビットコインを毎月1万円ずつ積立ていたら、約倍の799,734円になっていました。
仮想通貨の値動きは株や債券と比べとても激しいですが、その分短期間で大きな利益を上げる可能性も秘めています。
積立投資の特徴
積立投資の場合、毎回同じ金額を購入するので、買い付けする仮想通貨の量を自動的に調整してくれます。
価格が高い時:少なく購入
価格が安い時:多く購入
購入するタイミングを分散することで、長期的にみて価格の変動リスクを軽減でき、初心者に一番オススメのやり方です。
価格が下がれば、「多く買えてラッキー」と喜べるのが、積立投資のいいところだね!
買うタイミングが一番難しいから、積立投資は投資初心者にとてもオススメ♪
長期投資(ガチホ)でプラスを狙う
仮想通貨初心者には、長期投資(ガチホ)をオススメします。
なぜなら仮想通貨を短期売買して利益を得るには、常にチャートをチェックし相場を読むなど、初心者にはハードルが高いからです。
ビットコインは2009年に仮想通貨として誕生し、2012年には1BTCあたり約1,000円購入できました。
2022年5月現在1ビットコイン(BTC)辺りの価格は約387万円なので、なんと10年間で約3870倍です。
- 仮想通貨で決済可能なお店が増えている
- 大手企業の参入
- NFTやDeFi、メタバースなどの発展
などにより、今後仮想通貨業界は益々成長し、盛り上がっていくでしょう。
そんな仮想通貨を売却せずにガチホすることで、大きな利益を得られる可能性があります。
投資する期間が長くなると、投資の平均収益率は安定していく傾向にあるよ。
仮想通貨を持っているだけなら税金はかからない
購入した仮想通貨を保有しているだけなら、どんなに含み益が出ていても税金はかかりません。
含み益とは?:保有している仮想通貨が購入時より値上がりし、今売却すれば利益が出る状態のこと
税金がかかるタイミングは4つ
税金がかかるタイミングは主に4つです。
- 仮想通貨を売却
- 仮想通貨を買い物で使った
- マイニングした時
- 仮想通貨を他の仮想通貨と交換
上記の取引を行った場合、課税対象になることを覚えておきましょう。
マイニングとは?:仮想通貨の取引データを承認する作業のこと
上記の取引をし、かつ金額が一定以上になると確定申告が必要になるので、次に詳しく説明していくよ。
確定申告が必要なケース
仮想通貨で確定申告が必要なケースは、以下の通りです。
サラリーマン:仮想通貨の利益が年間20万円以上
学生や主婦(扶養されている人):仮想通貨の利益が年間33万円以上
ただし、仮想通貨以外にも副業での収入や譲渡所得、一時所得など合計が20万円(扶養されている人は33万円)を超えた場合は確定申告が必要です。
仮想通貨の取引で得た利益は、所得税のうち雑所得に分類されるよ。
税率は所得金額により変わる
仮想通貨は、累進課税方式で税金の額が決まります。
収入が高いほど税率が上がり、支払う税金が高くなるよ。
例えば年収が600万円の人で、仮想通貨の利益が100万円だった場合、合計所得が700万円となり税率が20%から23%にアップします。
【所得税の税率】
課税される所得額 | 税率 | 控除額 |
---|---|---|
195万円未満 | 5% | なし |
195万円以上330万円未満 | 10% | 9万7,500円 |
330万円以上695万円未満 | 20% | 45万7,500円 |
695万円以上900万円未満 | 23% | 63万6,000円 |
900万円以上1,800万円未満 | 33% | 153万6,000円 |
1,800万円以上4,000万円未満 | 40% | 279万6,000円 |
4,000万円以上 | 45% | 479万6,000円 |
仮想通貨の税率って高いと聞くけど、所得額次第なんだね♪
確定申告が必要か迷った時は、必ず税務署や税理士に相談しよう♪
仮想通貨を失わないためにセキュリティ対策を
2018年にCMでおなじみの仮想通貨取引所、「Coincheck」から約580億円の仮想通貨が盗難されました。
仮想通貨は電子媒体のため、外部からハッキングを受けるリスクはあります。
仮想通貨取引所のログインパスワードの管理など、銀行と同じ位置付けで大切に管理する必要があります。
2段階認証や2要素認証を設定する
2段階認証とは、仮想通貨取引所などにログインする際、パスワードに加え確認コードによる認証を行うことで、アカウントのセキュリティをより強化する仕組みのことです。
2段階認証を設定することで、IDやパスワードがハッキングされても不正ログインを防げます。
2要素認証とは、二つの要素を使い、ログインの認証をする仕組みのことです。
よくあるのが、パスワードを入れたあと、画像から文字を読み取らせる方式や、faceIDや生体認証の併用などです。
自分の資産を守るため、必ず設定しセキュリティを高めるよう!
複数の仮想通貨取引所を使い分散させる
仮想通貨は、複数の仮想通貨取引所に分散させることで、リスクを減らせます。
集中して1つの取引所に仮想通貨を保管していると、取引所のセキュリティが破られた際、所有する全ての仮想通貨を失いかねません。
またそれぞれの取引所で使用するパスワードやメールアドレスを分けることで、よりセキュリティを高めることができます。
私も全部で4つの取引所を使い分けてるよ。詳しくはまた別の記事で解説するね♪
公共のフリーWi-Fiは絶対に使用しない
公共のフリーWi-Fiを利用し、仮想通貨の取引をすることは絶対避けましょう。
セキュリティ対策が不十分な回線の場合、
- 他のユーザーから通信内容を解読される可能性
- 偽サイトへの誘導
- コンピュータウイルスの感染
などのリスクがあります。
一度フリーWi-Fiに接続すると、自動で次回も繋がってしまうので、知らない間にWi-Fiを使っている場合があります。
対策として、仮想通貨取引をする端末では、公共のフリーWi-Fiは接続しないと決めてしまうのが安全です。
どうしても接続する場合、パスワードの入力等は避けたほうがベターだよ。
まとめ:仮想通貨は知識こそ力
今回の記事では、仮想通貨初心者が疑問に思う下記6点の悩みを解決していきました。
- 王道のビットコインからスタートする
- 取引所により40円ほどからはじめられる
- 積立投資がオススメ
- 長期的に利益を狙うことで大損を避ける
- 確定申告が必要な条件を知っておく
- 慎重すぎるぐらいがちょうどイイ
値動きが激しいため、損をする可能性もありますが、その分大きく利益を上げる場合もあります。
仮想通貨は、知っているかどうかが明暗を分ける世界です。
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可能な限りリスクを抑え、仮想通貨を運用できるよう、一緒に学んでいこう!
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